今日という旅

毎日、毎日が幸せではない。でも幸せなことは毎日ある。

温故知新

「何もない」ところから、何かを生み出すことはできません。

「何もない」とは、本当に「何もない」状態であるからです。


しかし、本当に「何もない」状況などは存在しないのかもしれないので、「何もない」という表現は、「ほとんどない」あるいは「ほとんど参考にしたり、材料にしない」もしくはそのような意識を持っている、という状況と同義であるかと。

 

「何もない」ところから何かを生み出している、新しいものをゼロから生み出していると感じている人がいるとしたら、その人は、実は何も生み出していないのだと思います。

また、歴史や過去、自分以外の人間や、自然、社会、世界に対して、あまりにも傲慢な考え方ではないでしょうか。

「オリジナリティ」というものを、完全に誤解している考え方だと思います。

 

脳の仕組みから見ても、「ひらめく」と「思いだす」はほとんど同じ仕組みであるそうです。
過去から謙虚に学び、それを継承し、発展させる態度こそ、新しいものを生む秘訣なのだと思います。

 

「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」(論語)

 

時代は変わっても、人の世の真理は、今も昔も本質的には変わらないのです。

過ぎ去ったものから謙虚に学ぶ。

これこそ、新しいものを生む唯一の方法ではないでしょうか。